岐阜県大垣市静里町の会社員角谷隆志さん(33)が絵本「アンちゃんとおうち」をみらいパブリッシング(東京都)と共同出版した。本書は絵本作家としてのデビュー作。「家」をテーマにした物語で、共働き世帯が増える中、家族と一緒に過ごす時間の大切さを考えさせられる。
アンちゃんとおうち
あたらしいおうちに引っ越してきたアンちゃん。
おともだちもすぐできて、おうちでいっしょにおにんぎょうあそびをしたり、
おおきなおふろでママとあわあわをつくったり。たのしいまいにちを過ごします。
そんな夏のある日、アンちゃんのおうちに大きな台風が近づいてきた……。
そとはザーザーの雨、びゅんびゅん風も吹いています。
どうしよう、おうちとばされないかな。心配なアンちゃん。
そのころ、おうちさんは……。
見返しに、切り抜いて作れる「おうちの展開図」と
たのしい「ぬりえ」つき!
ぬくもりを感じれる絵本
作品は5歳の女の子「アンちゃん」の目線で、家族と朝食を取ったり、お風呂に入ったり、布団の中で眠ったりと平穏な日常を描くが、台風が襲い、場面は一変。アンちゃんは怖がってママにすがりつきながらも風雨に耐える家の姿を想像し「おうちさんが いっしょうけんめい まもってくれてるんだ!!」「おうちさん ガンバレー!!」と応援する。
台風は過ぎ去り、「おうちさん ありがとう」とアンちゃんは感謝する。絵本につづられた優しい言葉と、色鉛筆などで描かれた温かみあふれる絵は、読む人をほっとさせてくれる。
家があって家族の大切さ、あたたかさを改めて感じさせてくれる作品です
朝起きてから夜眠るまで、当たり前のようにそこにある「おうち」。
「おいしい」も「たのしい」も「しあわせ」も、すべてかなうのは私たちを守ってくれる「おうち」があるから。
子どもに身近な絵本を通じて、ひとが生きていくうえで基盤となる「おうち」のありがたみを噛み締めたくなるおはなしです!!
岐阜県は何時も比較的台風の影響が少ないですが、去年も今年も全国では台風の被害がひどい地域があります。
そんな中でも 自宅が家族を守ってくれた実体験を元に、人が生きていくうえで基盤となる「家」について今一度考えさせられます!
大垣出身の作家さんが書いた絵本を一度読んでみてはいかがですか?
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